SimpleQRShare の使い方ガイド
SimpleQRShare は、Android 端末のファイルを、相手側のアプリなしで渡せるアプリです。QR コードを見せると、相手はカメラで読み取ってブラウザからダウンロードします。ここでは、場面ごとの手順を説明します。
どの場面でも、受け取る側に必要なのはカメラとブラウザだけです。アプリのインストールもアカウントも要りません。
1. 基本: ファイルを選んで QR コードで渡す
送る側と受け取る側が同じ Wi-Fi につながっているときの手順です。
- SimpleQRShare を開き、「+ ファイル」または「+ フォルダ」で送りたいものを選びます。
- 同時にダウンロードできる人数(1〜10 人)と、共有を開けておく時間(5 分〜3 時間)を決めます。
- 必要ならメッセージを入力します。受け取る側のダウンロードボタンの上に表示されます。
- 「今の Wi-Fi で共有」をタップします。QR コードが表示されます。
- 相手がカメラで QR コードを読み取り、開いたページの「ダウンロード」ボタンを押します。
- 渡し終えたら「共有を終了」をタップします。以降、新しいダウンロードは受け付けなくなります(その時点でダウンロード途中の相手は、最後まで受け取れることがあります)。
複数のファイルやフォルダは、1 つの ZIP にまとまって届きます。相手は一覧から 1 件ずつ受け取ることもでき、その場合は通信が切れても途中から再開できます。
2. ギャラリーやファイルアプリの「共有」から送る
写真を見ている途中など、他のアプリから直接始められます。
- ギャラリーやファイルアプリで、送りたい写真・動画・ファイルを選びます。
- 「共有」をタップし、一覧から SimpleQRShare を選びます。
- SimpleQRShare が開き、選んだものが追加されています。あとは「1. 基本」の手順 2 以降と同じです。
この方法では、ファイルを先に SimpleQRShare の中へコピーします。そのため、送り元のアプリを閉じても共有は続きますが、コピーする分の空き容量が必要です。大きな動画などは、SimpleQRShare の「+ ファイル」から選ぶと、コピーせずにそのまま送れます。
送れるのはファイルです。テキストや URL だけを「共有」しても、送ることはできません。
3. Android から iPhone に写真や動画を送る
iPhone 側に特別な準備は要りません。
- 送る側(Android)で、写真や動画を選んで共有を始めます(「1. 基本」または「2.」の手順)。
- iPhone の標準のカメラアプリを QR コードに向けます。
- 画面に出るリンクをタップすると、ブラウザでダウンロードページが開きます。
- 「ダウンロード」を押して保存します。
iPhone と Android が同じ Wi-Fi につながっていない場合や、その場に Wi-Fi が無い場合は、「5. Wi-Fi のない場所で送る」の方法を使います。
4. Android からパソコンにファイルを送る
パソコンでは、QR コードの代わりにアドレスを使います。Windows でも Mac でも同じです。
- スマホとパソコンを同じネットワーク(同じ Wi-Fi、または同じルーターにつながった有線 LAN)に接続します。
- スマホで送りたいものを選び、「今の Wi-Fi で共有」をタップします。
- 共有中の画面に、QR コードの下に
http://から始まるアドレスが表示されます。 - そのアドレスをパソコンのブラウザに入力します。「コピー」ボタンでコピーして、メモやメッセージで自分のパソコンに送ることもできます。
- パソコンのブラウザでダウンロードページが開くので、「ダウンロード」を押します。
5. Wi-Fi のない場所で送る
屋外や移動中など、その場に Wi-Fi が無いときは、アプリが一時的な Wi-Fi を作ります。インターネットを経由しないので、モバイルデータ通信量は使いません。
- 送りたいものを選び、「Wi-Fi を作って共有」をタップします。初回は、近くの Wi-Fi 機器(Android 12 以前では位置情報)の権限を求められます。
- QR コードが 2 つ表示されます。
- 相手はまず ① Wi-Fi に接続 の QR コードを読み取ります。パスワードを入力せずに、一時的な Wi-Fi につながります。
- 続けて ② ページを開く の QR コードを読み取ると、ダウンロードページが開きます。
- 「共有を終了」をタップすると、一時的な Wi-Fi も自動で停止します。
一時的な Wi-Fi を使っている間は、送る側の端末自身の Wi-Fi 接続が切れることがあります。共有を終了すると元に戻ります。
6. 複数人に配る
説明会や教室などで、その場の全員に資料を配る使い方です。
- 人数は「同時にダウンロードしている人数」の上限です(最大 10 人)。延べ人数ではないので、ダウンロードが終わった人の分は次の人が使えます。満員のときに開いた人のページは、自動で再読み込みして空きを待ちます。
- 時間は 5 分〜3 時間で設定でき、共有中に「+10分」で延長できます。制限時間が来ると新しいダウンロードは受け付けなくなり、進行中の転送は最後まで完了します。
- 共有中の画面には、受け取る側ごとの進捗が表示されます。
- タブレットを横向きにすると、画面の片側に QR コードが大きく表示されます。受け取る人たちに向けて立てておけば、順番に読み取ってもらえます。
- 離れた場所からは、QR コードをタップして画面いっぱいに拡大すると読み取りやすくなります。
7. 受け取る人を絞る
同じ Wi-Fi に、渡したくない人もいる場合の設定です。設定 →「受け取り」にあります。
- 受け取る人に PIN を求める — 共有ごとに新しい 4 桁の PIN が作られ、共有中の画面に表示されます。渡したい相手に口頭で伝えてください。相手はダウンロードページで PIN を入力します。
- 1 台につき 1 回まで — 受け取る端末ごとに、ダウンロードを 1 回に制限します。途中で切れた場合は、同じリンクを開き直せば再開できます。
どちらも既定はオフです。
8. うまくいかないとき
QR コードを読み取れない
- QR コードをタップして拡大します。
- 設定の「QR コードを装飾する」をオンにしている場合は、オフに戻します。いちばん読み取りやすいのは素の白黒の QR コードです。
- 設定の「共有中は画面を消灯しない」をオンにしておくと、画面が消えて読めなくなるのを防げます。
ページが開かない・つながらない
- 「今の Wi-Fi で共有」の場合、送る側と受け取る側が同じ Wi-Fi につながっているか確認します。受け取る側がモバイル通信だけでつながっていると開けません。
- 来客用 Wi-Fi など、端末どうしの通信を禁止しているネットワークでは使えないことがあります。その場合は「Wi-Fi を作って共有」を使います。
- 「Wi-Fi を作って共有」の場合、先に ① の QR コードで Wi-Fi につないでから、② を読み取ります。
「Wi-Fi を作って共有」を開始できない
- 権限を求められたら許可します。拒否した場合は、アプリの設定から許可できます。
- 位置情報がオンになっているか確認します。
- それでも作れない場合は、端末のテザリング(システムのホットスポット)をオンにして相手につないでもらい、通常の手順で共有します。
「ダウンロードの空きがありません」と表示される
- 同時に受け取れる人数の上限に達しています。ページは自動で再読み込みするので、そのまま待てば空きが出たときに始められます。
他のアプリから「共有」したら「共有中です」と表示される
- 共有を実行している間は、ファイルを追加できません。今の共有を終了してから、もう一度共有します。